あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

核兵器のない世界へ

「核抑止論」をどう思いますか? 人類を絶滅させる力を持つ核兵器があるから平和が保たれている。という考えです。 まさに片手で握手をして、もう片方は銃口を相手に向けているのです。 これが本当の平和だといえないことは明らかです。 しかし、人類は核抑…

試練を乗り越えて希望の虹をかけよう

「雨」と「弓」は英語で「RAIN」と「BOW」。 つなぐとRAINBOW(虹)。 英語の綴りにもなるほどと感じるものがあります。 虹を見てテンションが上がるのはなぜでしょうか。 やはり雨の後に、パッと光が射す、 暗から明へ変化するタイミングで現れるからだろう…

ジャッキーロビンソンのエピソードに感動

永久欠番とは、名選手を讃えるものです。 米メジャーリーグには全球団が永久欠番とする番号があります。 「42番」。 黒人選手第1号のジャッキー・ロビンソンの番号です。 ジャッキー・ロビンソンが活躍した1940年代は、 それはそれは黒人差別が酷かった時…

あいさつする人を選んでいませんか

こんな話を聞きました。 親が子に挨拶を教えるには、 「親自身が自分の気に入った人には挨拶するけど、気に入らない人には挨拶をしない、といった姿を子供に見せないこと」 が大切だといいます。 確かに、確かに・・・。 気がつかないうちに、相手を選んで挨…

都合のいい言い訳

イソップの童話集に「狐と葡萄」という話があります。 お腹をすかせたキツネが、高い枝になったブドウを見つけて飛びつくのですが、 何回ジャンプしても届きません。 あきらめたキツネは「まだ熟れていない」と言って立ち去って行きます。 キツネはまさに俺…

胸にグッとくるものがなくてはだめだ

ゲーテの劇詩「ファウスト 第一部(池内紀訳 集英社文庫)」に、 次にようにあります。 「気持ちが乗っていなくては、 いくら話し上手でも何にもならないさ、 心がこもっていなくちゃあね、 胸にグッとくるものがなくてはだめだ」 確かに、 人の心を動かすの…

信じるということ

今日、 「俺は何も信じられない・・・」 と言う人に出会ったので、 いろいろ考えてしまいました。 日本のお札一枚の製造費を知っていますか? 約16円なんだそうです。 では、なぜ1万円分の価値があるかといえば、みんながそう「信じている」からです。 貨幣…

ストレスを生まない軽微なリズム運動を!

教育現場では、いじめ、不登校、暴力等々、様々な問題が起こっています。 その問題行動を生み出す子供達に共通すること、それは過度のストレスです。 イライラがマックス。我慢がマックス。 これが共通点です。 ストレス解消法は様々ありますが、 私が紹介し…

脳の疲れには2種類ある

脳の疲れには2種類あると聞きました。 1つは、勉強や仕事等で脳を働かせることによる「知的な疲れ」です。 これは主に大脳の新皮質の疲れのようです。 もう一つは、人間関係などのストレスによる「精神的な疲れ」です。 これは主に大脳の古い皮質の疲れだ…

試験に合格する人、しない人

弁護士であり、伊藤塾塾長の伊藤真さんが、 著書「勉強は『がんばらない』ほど うまくいく」の中で、 次のように述べています。 「試験を受けると『合格する人』と『合格しない人』が出ます。 でも、私は、『合格する人』と『あきらめた人』しかいないと思っ…

ミスは誰でもしてしまいます。ミスした後が大切なのです。

人は誰でもミスをしてしまいます。完璧な人などいません。 ですから大切なことは、 ミスをしないこと以上に、 ミスをした後に、「ミスを重ねて傷を深くしないこと」「挽回できない状況にしないこと」だと思っています。 ところが、自分の過去を振り返って見…

時間を守る

時間に遅れる人はいつも同じ、ということに気づいたことがありませんか? プライベートな約束であれば遅刻は許してもらえるかもしれませんが、 ビジネスでは命とりになります。 「相手の時間を大切にできない人」、 「いいかげんで信頼できない人」、 という…

「〜しようと思う」から「〜する」へ

「~しようと思います」 という言葉を私は以前よく使っていました。 そんな私の言葉を聞いていた先輩が、 「『~しようと思う』は弱々しい意思の表れやで。 自分が多分、実行できないと思っている時に確約を避ける言い方。 『~する』と言い切った方がいいよ…

死ぬ気でやればなんだってできる

先日、先輩の教師が言っていた言葉を聞いて、 その通りだと、妙に納得しました。 「人間、死ぬ気で勉強したら誰だって成績は良くなる」 本当にそうだと思います。 人と比べて「俺なんか・・・」と、いつも諦めている子が、 何かのきっかけで、本気になって勉…

成功する人は言い訳しない

「条件さえ整えば、自分はもっと成功できるのに」 「この職場にあの人さえいなければ、自分はもっと活躍できるのに」 という意味のことを言う人がいます。 しかし、そんな状況であっても大きな成果をあげる人は厳然と存在します。 理由は簡単です。 ・成功を…

石垣島行くなら「四島めぐり」!

3泊4日で石垣島旅行にいってきましたが、唯一晴れたのが3日目。 この日は幸運にも「四島めぐり」を予約してました。 コースは西表島→由布島→小浜島→竹富島です。 では各離島の見どころを紹介していきましょう。 8:15 ドリーム号で石垣港を出発! 【西表島】 …

石垣島旅行記!雨プログラムはこれだ!

石垣島への旅行といえば、透き通るような海、澄んだ青空をはじめ、大自然の素晴らしさを満喫することです。 随分前から計画し、 いざ石垣島に着いてみるとあいにくの雨。 こんなこともありますよね。 私の場合、初日がまさにそうでした。 関西国際空港から石…

どうすれば「感じのいい人」になれるの?

どうすれば「感じのいい人」になれるのでしょうか? 名古屋経営短期大学の西川三恵子氏の 「第一印象に関する意識調査・研究 2003年」によると、 「感じのいい人」の特徴は、 「笑顔」35.3% 「挨拶をする」24.3% 「丁寧に接する」5.1% の順だったそうです。 …

おもてなしをするための3つの見方

元キャビンアテンダントの松澤萬紀氏が、 当時の仕事振り返り、 「3つの見方」で、お客様をみて、おもてなしをしていたそうです。 その3つとは、 「見る」「観る」「看る」です。 ①見る 全体の様子をよく見渡す。俯瞰力 ②観る お客様一人ひとりを詳しく観…

共感・共汗・共歓で友好を拡大

良い関係を築くコツの一つに 「3かん」があると聞きました。 「3かん」とは、 ①共感:思いを共感する ②共汗:一緒に汗を流す ③共歓:一緒に歓び楽しむ 他人への「きょうかん」は、 人と人の結び付きを強化するそうです。 「3かん」を心がけて、 友好を拡…

準備で全てが決まる

「準備で全てが決まる」とよく言われます。 確かに、最善の準備ができている時は、何事においても 落ち着いて、 自信を持って、 思い切ってできると実感しています。 その背景には、 「これだけ準備したのだから、あとは思い切ってやるだけだ」 「これだけ準…

冗談には「ネガティブ冗談」と「ポジティブ冗談」があります

こんな話を聞いたことがあります。 冗談には「ネガティブな冗談」と「ポジティブな冗談」があると。 「ネガティブな冗談」は、人をネタにして笑いを取ろうとしたり、聞いている人を不快な気持ちにさせる冗談のことです。 「ポジティブな冗談」は、誰も傷つけ…

良い先生と悪い先生

私は小学校教師をしていましたので、 よく友達から 「良い先生と悪い先生の違い」 についてよく質問されることがあります。 いろんな観点から答えることができますが、 「良い先生=成長する先生」とする観点から言うと、 次のように答えることができます。 …

富士のような自分を作りあげろ

10代の頃に読んだ本で印象的な作品は、 吉川英治の「宮本武蔵」です。 武蔵が弟子に語るセリフに 「あれになろう、これに成ろうと焦るより、 富士のように、黙って、自分を動かないものに作りあげろ」 とあります。 初めてこれを読んだ時、 「カッコエエーー…

地域パトロールを30年しているおじさんの言葉

I以前、勤めていた小学校での話ですが、 地域に「子どもを守る防犯パトロール」を 23年間続けているおじさんがいました。 「地域のために、少しでも役に立てるなら、 と軽い気持ちで始めた活動ですが、 気がつけば23年になっていました」 と、恥ずかしそうに…

ネットトラブルから子どもを守るのは保護者です!

小学生、中学生のインターネットを介したトラブルが多発しています。 LINEのやりとりがいつまでも終われない。 自画像(自分の裸)を撮って他人に送信してしまう。 他人の許可も得ずに他人の画像を投稿してしまう。 友達になりすましてメッセージを送信・・…

決して「できない」とは言うな

「決して『できない』とは言うな。 恐怖さえ感じるような限界点も、多くは幻にすぎない」 これは、 バスケットボール殿堂入りの式典で述べた マイケル・ジョーダンの伝説の言葉です。 (2009年9月) 心揺さぶられる言葉です。 人は大抵、自分で壁を作ってし…

トランプ大統領!今こそ「人間第一主義」を目指して

第2次世界大戦直後、 哲学者ヤスパースは、 ドイツのハイデルベルグ大学の連続講義で、 学生たちに「語り合うこと」を強調されたと言います。 「ナチスの悪夢を振り払い、真の出発を果たすためには、率直に語り合い、お互いを理解し合うことによる「結びつ…

雛祭りの日に思うこと

雛祭りの日に 娘よ いつかおまえの たったひとつのほほえみが ひとりの男を いかすことも あるだろう そのほほえみの やさしさに 父と母は 信ずるすべてをのこすのだ おのがいのちを のこすのだ 谷川俊太郎の詩です。 「微笑み」は人に生きる力を与えます。 …

感謝は生きる力を生み出す

こんな話があります。 教師時代によく子ども達に語った話です。 ある男性が自殺しようとしていた。 それに気がついた人が、 とにかく自殺するのを止めようと、 とっさに出た言葉が、 「早まらないで。友人知人に手紙を書いてから、もう一度考えて。」 と。 …