あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

ミスは誰でもしてしまいます。ミスした後が大切なのです。

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人は誰でもミスをしてしまいます。完璧な人などいません。

ですから大切なことは、

ミスをしないこと以上に、

ミスをした後に、「ミスを重ねて傷を深くしないこと」「挽回できない状況にしないこと」だと思っています。

 

ところが、自分の過去を振り返って見ると、

ミスの後にミスを重ねてしまうことが多かったように感じています。

 

どうしてそうなってしまうのでしょうか。

 

一つは、「動揺して冷静さや客観性、中立的な視点を失ってしまった」ことだと思います。

 

ですから、私は一息つくということが、とても大事なことだと思います。

例えば、ちょっとコーヒーを一杯飲んで一服するとか、

甘いものを食べるとか・・・。

ごくごく短い時間でいいので、小休止。

そうすることでミスを重ねることを防げます。

 

もう一つ、ミスにミスを重ねてしまう理由として、

「この状況を打開するにはどうすべきかという視点が欠けてしまう」ことがあると思います。

実際にミスをしてしまうと、ついついその場で反省と検証を始めてしまいがちです。

もちろん、同じミスを繰り返さないために反省と検証は大切なのですが、

ミスの直後にしなくてもいいのです。

ミスをした直後には、とにかく状況を挽回し、打開するために集中しないといけません。

「こうしておけばよかった・・・」などと過去に引きずられずに、その場に集中していくことが大切です。

意識的にやらなければ、なかなかできないことだと思っています。

 

「ミスをしたら一息つく。そして、打開する方法を冷静に考え、実行する。」

を心がけましょう!

 

さあ、今日も頑張ろう。