あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

おもてなしをするための3つの見方

元キャビンアテンダントの松澤萬紀氏が、 当時の仕事振り返り、 「3つの見方」で、お客様をみて、おもてなしをしていたそうです。 その3つとは、 「見る」「観る」「看る」です。 ①見る 全体の様子をよく見渡す。俯瞰力 ②観る お客様一人ひとりを詳しく観…

共感・共汗・共歓で友好を拡大

良い関係を築くコツの一つに 「3かん」があると聞きました。 「3かん」とは、 ①共感:思いを共感する ②共汗:一緒に汗を流す ③共歓:一緒に歓び楽しむ 他人への「きょうかん」は、 人と人の結び付きを強化するそうです。 「3かん」を心がけて、 友好を拡…

準備で全てが決まる

「準備で全てが決まる」とよく言われます。 確かに、最善の準備ができている時は、何事においても 落ち着いて、 自信を持って、 思い切ってできると実感しています。 その背景には、 「これだけ準備したのだから、あとは思い切ってやるだけだ」 「これだけ準…

冗談には「ネガティブ冗談」と「ポジティブ冗談」があります

こんな話を聞いたことがあります。 冗談には「ネガティブな冗談」と「ポジティブな冗談」があると。 「ネガティブな冗談」は、人をネタにして笑いを取ろうとしたり、聞いている人を不快な気持ちにさせる冗談のことです。 「ポジティブな冗談」は、誰も傷つけ…

良い先生と悪い先生

私は小学校教師をしていましたので、 よく友達から 「良い先生と悪い先生の違い」 についてよく質問されることがあります。 いろんな観点から答えることができますが、 「良い先生=成長する先生」とする観点から言うと、 次のように答えることができます。 …

富士のような自分を作りあげろ

10代の頃に読んだ本で印象的な作品は、 吉川英治の「宮本武蔵」です。 武蔵が弟子に語るセリフに 「あれになろう、これに成ろうと焦るより、 富士のように、黙って、自分を動かないものに作りあげろ」 とあります。 初めてこれを読んだ時、 「カッコエエーー…

地域パトロールを30年しているおじさんの言葉

I以前、勤めていた小学校での話ですが、 地域に「子どもを守る防犯パトロール」を 23年間続けているおじさんがいました。 「地域のために、少しでも役に立てるなら、 と軽い気持ちで始めた活動ですが、 気がつけば23年になっていました」 と、恥ずかしそうに…

ネットトラブルから子どもを守るのは保護者です!

小学生、中学生のインターネットを介したトラブルが多発しています。 LINEのやりとりがいつまでも終われない。 自画像(自分の裸)を撮って他人に送信してしまう。 他人の許可も得ずに他人の画像を投稿してしまう。 友達になりすましてメッセージを送信・・…

決して「できない」とは言うな

「決して『できない』とは言うな。 恐怖さえ感じるような限界点も、多くは幻にすぎない」 これは、 バスケットボール殿堂入りの式典で述べた マイケル・ジョーダンの伝説の言葉です。 (2009年9月) 心揺さぶられる言葉です。 人は大抵、自分で壁を作ってし…

トランプ大統領!今こそ「人間第一主義」を目指して

第2次世界大戦直後、 哲学者ヤスパースは、 ドイツのハイデルベルグ大学の連続講義で、 学生たちに「語り合うこと」を強調されたと言います。 「ナチスの悪夢を振り払い、真の出発を果たすためには、率直に語り合い、お互いを理解し合うことによる「結びつ…

雛祭りの日に思うこと

雛祭りの日に 娘よ いつかおまえの たったひとつのほほえみが ひとりの男を いかすことも あるだろう そのほほえみの やさしさに 父と母は 信ずるすべてをのこすのだ おのがいのちを のこすのだ 谷川俊太郎の詩です。 「微笑み」は人に生きる力を与えます。 …

感謝は生きる力を生み出す

こんな話があります。 教師時代によく子ども達に語った話です。 ある男性が自殺しようとしていた。 それに気がついた人が、 とにかく自殺するのを止めようと、 とっさに出た言葉が、 「早まらないで。友人知人に手紙を書いてから、もう一度考えて。」 と。 …

縁の下の力持ちになりたい

「縁の下の」とくれば、 次にどんな言葉が続きますか? 先日、ラジオを聞いていると、 「縁の下の筍」という慣用句を紹介していました。 Goo辞典で「縁の下の」を検索してみると、 次の3つの慣用句が出てきました。 縁の下の鍬使い:窮屈で十分動きがとれな…

配慮は人を思いやる想像力の結晶

妻に 「俺に言われて嬉しかった一言って何?」 と尋ねると、 次のような答えが返ってきました。 「いつもありがとう」 「幸せやわぁ」 「今日のご飯美味しかったわ」 やはり感謝の言葉でした。 時代は変われど、変わらないもの。 それは「感謝」ではないでし…

目標達成はスタートダッシュで決まる

先日、F1が大好きな友人から 「F1はスタートから第1コーナーまでで勝負が決まる」 という話を聞きました。 「第1コーナーを最初に走った車が優勝するんだったら、観客はぜんぜん面白くないなぁ」 と言ったら怒られました(笑) ともわれ、 F1の勝利はスター…

世界は6人でつながれるの?「6次の隔たり」って何?

「世間は狭いなぁ」 よく使う言葉ですよね。 実はこれを裏付ける研究があるのです。 何と!「6次の隔たり」と言って、 世界のどんな人も、友人、知人をたどっていくと、 6人でつながるといいます! 隣町のAさんも、 地球の裏側のBさんも、 たった6人も向こ…

靴磨きは自分磨き

「靴が綺麗に磨かれている人=仕事ができる人」 ビジネス書によく書かれています。 「目線の一番下にある靴にまで手入れが行き届いている人は、 細かいところまで気配りができる人」 ということらしいです。 こんなことを書いてある本を読んでから、 毎日、…

相手にプラスになることをさりげなく

エチケットとマナーの違いを知っていますか? 1922年の大ベストセラー「エチケット」の著書エミリー・ポストは、その違いを次のように言われています。 「エチケットは、他人への思いやりに基づく行動の規範であり、 良いマナーとは、この規範に則って生活し…

人のためになる行動は、自分のためになる

松尾萬紀さんの著書「100%好かれる1%の習慣(ダイヤモンド社)」を読んで心が洗われました。 その本に素敵なことが書いてありました。 人の心理には「変報性の法則」というものがあるそうです。 この法則は、社会心理学者のロバート・B・チャルディーニが、 …

気持ちいい「さしすせそ」知っている?

接客業をしている友人から お客様を喜ばせる「さしすせそ」 を聞きました。 さ・・・さすがです。 し・・・知らなかったです。 す・・・素敵ですね。 せ・・・センスいいですね。 そ・・・そうなんですね。 接客業は会話が武器です。 相手を喜ばせることが重…

TTPを実践しよう!成長の近道はこれだ!

教師時代、子供たちに 「学ぶとは『真似る』だよ」 ってよく言ってました。 自分にできないことを習得する際の一番の近道が、 できる人の真似をしてみることですよね。 TTPという言葉を知っていますか? 下着メーカーの「トリンプ」では、 TTPをスローガンに…

スマイルは人を幸せにする

先日、職場で失敗をしてしまいました・・・。 「ほんまに自分は傲慢や・・・恥ずかしい・・・」 と落ち込んでいた時に、 職場の元気な新採用の方が、 笑顔で元気いっぱいに 来客対応されている姿を見て、 「一から頑張ろう!」 と元気をもらいました! 英語…

マンネリを打破!

「最近マンネリやねん」 先日、久しぶりに出会った中学時代の友人が言った言葉です。 仕事、生活・・・ともすれば同じことの繰り返しに見える毎日。 毎日が「同じまま」に見える時、 実は、自分の方が「同じまま」で止まっているからかもしれない・・・。 そ…

風邪のひき始めに「漢方」を飲んで一気に治す!

風邪のひき始めには「漢方」が良いことを知っていましたか? ウイルスが身体に侵入すると、 身体は体温を上げて戦闘モードに入ります。 漢方は体温を上げる働きがありますので、その応援をするわけです。 漢方の種類にも色々あるようです。 中肉中背に良いの…

「1秒間」で起こっている出来事

宇宙では79個の星が爆発。 地球ではテニスコート分の天然林が消失。 人間の体内では小腸で170万個の細胞が生まれ変わっている。 これらは「1秒間」で起こっている出来事です。 (「1秒の世界」山本良一責任編集 ダイヤモンド社より) 「あっ」という間に起こ…

あなたの周りにもサイコパスがいる

中村信子著「サイコパス(文春新書)」を読みました。 常識では考えられないウソを平気でつき、不正を働いても平然としている。 ウソが完全に暴かれても全く恥じるそぶりはなく堂々としている。 しかも「私は不当に非難されている被害者」であるかのような振…

人生はクローズアップで見れば悲劇。ロングショットで見れば喜劇

喜劇王チャップリンが残した言葉に、 「人生はクローズアップで見れば悲劇。ロングショットで見れば喜劇」 とあります。 その時はつらく思えても、長い目で見れば、楽しい思い出になるという意味だと思います。 チャップリンは両親の離婚で養護施設を転々と…

大切なことは「歩みを止めない」こと

「最大の危険は勝利のその瞬間にある」 とはナポレオンの言葉です。 目標を達成したその瞬間にこそ、 スキが生まれ危険である。 という意味があると思います。 私自身を振り返ってみても、 目標を失った時こそ、堕落の始まりでした。 活力を失い、惰性に陥り…

新渡戸稲造がソクラテスを尊敬していた理由とは?

投稿数が今日で73回。 週1回以上を目標に取り組み始めたブログですが、 「まずは1日も早く100回を達成しよう!」と決意して、 12月23日からは毎日投稿が続いています。 100回を超えたら、引き続いて毎日投稿しようか、 週1回の質を高める投稿にシフトしよう…

心を癒す対話の秘訣を教えてもらいました

先日、尊敬する恩師と会話する中で、 心を癒す対話の秘訣を教えてもらいました。 「相手の話の腰を折らず、聴き続けること。 話がひと区切りついたと思っても、しばらく待つこと。 本音や一番言いたいことは、実は語り終えた後に出てくることが多いこと。」 …