相手にプラスになることをさりげなく
エチケットとマナーの違いを知っていますか?
1922年の大ベストセラー「エチケット」の著書エミリー・ポストは、その違いを次のように言われています。
「エチケットは、他人への思いやりに基づく行動の規範であり、
良いマナーとは、この規範に則って生活しようとする人々の温かい心、善意の表れである」と。
つまり、エチケットは「型」であり、
マナーは「相手を気づかう心」のことです。
例えていうと、
「知人を見かけたら、挨拶する」のがエチケット。
一方で、「知人を見かけたが、お連れの人と話し込んでいる様子だったので、気を利かせて会釈だけをする」のがマナーです。
また、タクシーに乗るとき、上司を先に乗せるのがエチケット。
上司が腰を痛めているのを知っていたら、気を利かせて「私が奥に行きますね」と言って、自分が奥に座るのがマナーです。
マナーとは、エチケットに「思いやりの心がプラスされたもの」なのです。
相手がプラスになることをさりげなくできる人になりたいですよね。
と思いました。