性的マイノリティを大切にできる社会へ
LGBTって知っていますか?
これはレズビアンやゲイといった性的少数者を表す言葉です。代表的な性的マイノリティの頭文字をとって、
Lesbian(レズビアン)
Gay(ゲイ)
Bisexual(バイセクシュアル)
Transgender(トランスジェンダー)
「LGBT」と言います。
日常的に男性・女性という2つの枠組みで色々なことを考えがちですが、
実際の性・セクシュアリティは、もっと豊かで多様なのです。
◯レズビアンの場合は「身体の性」は女性。「心の性」も女性。「恋愛対象」も女性です。
◯ゲイの場合は「身体の性」男性。「心の性」も男性。「恋愛対象」も男性です。
◯バイセクシュアルの場合は「身体の性」が女性なら「心の性」も女性。「恋愛対象」は女性と男性の両方になります。
◯トランスジェンダーの場合は「身体の性」が男性なら「心の性」は女性というように、「身体の性」と「心の性」が一致しません。「恋愛対象」は異性の場合もあるし、同性の場合もあるし、男性と女性のどちらも「恋愛対象」になる場合もあります。
性的マイノリティと呼ばれる人たちは、様々な調査から約3%~5%と考えられています。
「いやいや、そんなにいるはずがない」と思った人はいるのではないでしょうか。
実は、調査から明らかなのは、
世の中に流れている「性的マイノリティに対するネガティブな情報」や「否定的な捉え方」や「笑い者にするような扱い」により、本当の自分を言えずにいるのです。
5万人を超えるゲイ・バイセクシュアル男性を対象とした調査では、
10代から30代までで、親にカミングアウトしている人の割合は14~15%位しかいないのです。
年齢が上がれば、その割合はもっと低くなるそうです。
親にすら、本当のことがいけないでいるのです。
さらに、この調査では、
約65%の人が自殺を考え、その内14%の人が、実際に自殺未遂を起こしたこともわかっています。
命に関わる問題なのです。
「人はこうあるべきである」と決めつけずに、
「みんな違ってみんないい」
それぞれの生き方を尊重することが大切なのではないでしょうか。
性的マイノリティを大切にできる社会へ
多様性を大切にできる社会へ
誰もが安心して暮らせる社会へ
そんな社会をみんなで作って行きましょう!