あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

攻撃手法と協力手法 どっちがお得?

f:id:arasenstyle:20170728212903j:plain

「あなたが〇〇をやらないなら、私は△△します!」

一瞬、脅しのような物言いですが、

「バシッと相手に攻撃する人って強い!」

「自分がやりたいことを堂々と主張できる人ってすごい!」

って思いませんか?

 

しかし、このような話し方をすると、

交渉がうまくいく確率は4分の1となり、

たとえうまくいっても、手に入る利益が本来の半分になることが研究で明らかなのです。

 

逆にお互いに協力的な会話をすると、9割以上のケースで利益が上がるそうです。

 

つまり、攻撃的なスタイルで、ぐうの音も出ないように論破する手法は間違いというのです。

 

なるほど。

交渉で利益が出る確率は、

攻撃手法は約25%

協力手法は約90%

この割合を知っているのと、知らないとでは、

上手に生きていく上で大きな違いになりますね。

 

「なぜあの人が話すと納得してしまうのか?価値を生み出す『バリュークリエイト交渉術』大森健巳著 きずな出版」

に詳しく書かれています。面白い本でした。