使命って何ですか?
「荒井先生、使命って何ですか?」
担任していた子からこんなことを質問されたことがあります。
聞かれた直後は
「難しいこと聞くなぁ・・・。『その人にしかできない仕事』のことと思うけど。ちょっと勉強させて。」
とか、何とか言って答えたと思います。
早速、家に帰って国語辞典のページをぺらぺら。
「使命とは、①使者として受けた命令。②与えられた重大な務め。責任をもって果たさなければならない任務。」などと書いてあります。
う〜〜ん。なるほど・・。
でも何て答えたらわかりやすいかな・・・。
その後もいろんな書籍を読んで考えました。
ここで一つの問いが生まれます。
「あなたにとっての使命って何ですか?」
そう聞かれたらどう答えるだろう。
すぐに頭に浮かんだのは、
○教え子たちを自分以上の人材に育てること
○家族を幸せにすること・・・・です。
自分にしかできない、
教師としての使命って何だろう?
さらに深く考えてみると
「自分なら親が離婚している子に勇気を贈ることができる」
「自分なら経済的に苦しい家庭の子に希望を贈ることができる」・・・
使命って、
悩みや困難を乗り越えるたびに、
気づくものなんだ!
教え子の質問をきっかけに、
大切なことを気付かされたのでした。
それから出会う子供達に、
次のような話をするようになりました。
「誰もが自分にしかできない使命をもっている」
「自分の使命は、じっとしていてもわからない。何かに挑戦しよう」
「今、自分がやるべきことを避けずに前へ進む。自分だけの使命がだんだんわかってくる」
「『自分には使命がある!』ってことを知っている人は強い。どんな悩みだって負けない。悩みを希望のエネルギーに変えていけるから」
子どもとの触れ合いの中で、いつも大切なことに気づかされます。
ありがとう。
さあ、今週も頑張ろう!