あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

固定マインドから成長マインドへ

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「固定マインド」と「成長マインド」という言葉を知っていますか?

 

「固定マインド」とは、知性や才能はほぼ固定的な性質だと捉えていること。つまり、「自分の知性や才能は生まれ持ったもので、ほぼ変えることができない」と強く信じていること。

一方、「成長マインド」とは、知性や才能も努力によって伸びるという考える。先天的なものがどうであれ、根気強く努力を続ければ、自分の資質をさらに高めて成長できると信じていること。

 

あなたはどっちですか?

 

うん、私は色々な本を読むことで、

「固定マインド」から「成長マインド」へ転換できたように思います。

 

2010年、ミシガン州立大学の心理学者ジェイソン・モーザーが行った研究で明らかになったことは、

「固定マインド」の人は、失敗に目を向けず、無視する傾向があり、

「成長マインド」の人は、間違いにしっかりと注意を向けていた。まるで失敗に興味津々というほどだったといいます。

 

失敗から学べる人と学べない人の違いは、突き詰めて言えば、失敗の受け止め方の違いです。

「成長マインド」の人は、失敗を自分の力を伸ばす上で欠かせないものとして受け止めているのです。

一方、「固定マインド」の人は、生まれつきの才能や知性に恵まれた人が成功すると考えているので、失敗を「自分に才能がない証拠」と受け止める。人から評価されることは大きな脅威になるのです。

 

私がこれまでに出会った大きな成果を上げた人々は皆、「成長マインド」の人ばかりでした。「成長マインド」の方が成長や進化をもたらすことは、言うまでもないでしょう。

 

さあ、今日も前向きに頑張りましょう!