あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

ミラーニューロンってすごい!理想の人に近づこう!理想の環境に変えていこう!

f:id:arasenstyle:20161126092533j:plain

【脳科学の大発見「ミラーニューロン」】

近年、脳科学の分野では、「ファンクショナルMRI(機能的磁気共鳴画像法)」という、

脳内の動きをリアルタイムで観察できる技術が登場したことにより、大発見が続いています。

その一つが「ミラーニューロン」と呼ばれる神経細胞の発見です。

 

【ミラーニューロンはモノマネ細胞】

このミラーニューロンという細胞は、

別名を「モノマネ細胞」や「共感細胞」と言われ、

目の前にいる人の行動を「鏡のように」反映して発火するという特徴があります。

 

なるほど。確かにこんなことあるなぁ・・・。

 

愚痴や文句、人の悪口ばかり言っている人と一緒にいると、

自分も同じように、暗く意地悪な思考になっている・・・。

 

心から人を励まし、たたえ、感謝の言葉をかけている人と一緒にいると、

自分も、温かく美しい思考になっている・・・。

 

納得。

 

ミラーニューロンの発見により、

人は周りの影響を受けて生きていることがわかったそうです。

 

【理想の人に近づこう】

ということは、

「理想の人に近づくこと」が大切ですね。

 

ビジネス書には、

「成功したければ、成功者と付き合いなさい」

「ワンランク上の人に会いなさい」

と書かれているものがありますが、

ミラーニューロンの特性から納得します。

 

理想の人を求め、

理想の人に近づき、

理想の人から影響を受ける。

 

こんな生き方が、豊かな生活を送る上で大切になるでしょう。

 

【環境に良い影響を与える生き方を】

別の視点からみると、自分が周囲に良くも悪くも影響を与えているといえます。

 

自己啓発書には、

「母の笑顔が家庭を変えていく」

「あなたの挨拶が職場の雰囲気を変える」

等々、よく書かれています。

 

ミラーニューロンの発見は、

「自分が環境に影響を与えている」ことも示しています。

 

ということは、

「自分が環境に良い影響を与える主体者になる」ことが大切ではないでしょうか。

 

「自分が変われば環境が変わる」

 

家庭、職場、社会に良い影響を与えることができる自分になりたいと思うところであります。

 

それは難しい・・・。

でも、今日も一日、一ミリでも前に進もう!