ベーシックインカムと究極の自動化で人は働かなくなるのか。
今、世界は恐ろしいスピードで進化しています。
2045年。
この年は人工知能技術や通信技術、ナノテクノロジーなどで、爆発的な技術革新が起きると言われています。
今(2017年)から28年後ですので、そんなに多い未来ではないでしょう。
技術革新がもたらす未来は、生活水準の向上が期待されています。
具体的な未来予想は、神野元基の著書「人工知能時代を生き抜く子どもの育て方」に詳しく書かれています。
この本を読んで驚いたことが「究極の自動化」と「ベーシックインカム」です。
【究極の自動化】
「究極の自動化」とは、人工知能の進化に伴い、あらゆるものが自動化されるというものです。
確かに人工知能が進化すれば、今、人間が行なっている作業はロボットがしてくれます。
1つのプロダクトの生産、流通の過程で、人間がほとんど関与しなければコストが下がるので、当然、流れは自動化を目指します。
この流れの行き着く先は、衣食住の生活コストの低減です。そうすると、あくせく働く必要もなくなりそうです。
【ベーシックインカム】
「ベーシックインカム」とは、医療扶助や子育て給付金、失業保険など細かく分断されていた社会保障制度をやめて、
一律給付にしてしまおうとする制度です。
実際にこの制度を導入する動きは、先進国で議論されています。
2016年、スイスではベーシックインカム制度の導入の是非を問う国民投票が行われたとか。
提案された内容は、成人に約30万円、未成年に約7万円を給付するというものです。
結局は否決されましたが、その後、世界で初めてフィンランドがベーシックインカム制度を導入することが決まりました。
マジっすか。
そんな驚きの中、一気に読んだ本でした。
そんな世の中になる可能性も「ゼロ」ではありません。
そうすると「人は本当に働かなくなるの?」という疑問が湧いてきますよね。
でも私は「人は必ず働く」と思います。
本当の充実は「何かのために汗を流すこと」だからです。
「自分のスキルアップのために・・・」
「あの人のために・・・」
「世のため人のために・・・」
「社会のために・・・」
人は行動を起こすだろうと思います。
人は新たな仕事を必ず見つけていくでしょう。
今、我が子の年齢は5歳、3歳、0歳です。
2045年には33歳、31歳、28歳になります。
まさに人工知能時代を生きていくことになります。
我が子に今、何をどう教えるべきなのか!
「世のため人のために生きることは素晴らしい!」
「自分で課題を見つけ出し、自分で解決していくぞ!」
「最新のテクノロジーを使いこなすぞ!」
こんな心と実践力を育む教育が重要だと思っています。
さあ、まずは自ら勉強しよう!