あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

ジャッキーロビンソンのエピソードに感動

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永久欠番とは、名選手を讃えるものです。

米メジャーリーグには全球団が永久欠番とする番号があります。

「42番」。

黒人選手第1号のジャッキー・ロビンソンの番号です。

 

ジャッキー・ロビンソンが活躍した1940年代は、

それはそれは黒人差別が酷かった時期です。

マスコミの意地悪、対戦相手からのヤジ、

同僚からもバカにされるという、本当に厳しい状況だったようです。

彼は我慢に我慢を重ねて耐えたが、

何度もバカにする相手を殴ってやろうと思ったそうです。

しかし、

「もし、ここで自分が殴ってしまったら、

今後、黒人がメジャーリーグで戦う夢を潰すことになる」

と思い、グッと耐えたといいます。

彼は耐えに耐え、活躍を続けます。

このひたむきなプレーは、

チームメイトの心を変え、観客を変えていきました。

気がつけば、他球団も黒人選手を採用する流れに。

 

「大きくなったら、ジャッキー・ロビンソンのような素晴らしいプロ野球選手になりたい」

 

球場で観戦する一人の白人の少年が言った。

 

どんな嫌がらせにも泣かなかった

ジャッキー・ロビンソンが、

その言葉を聞いたとき、

大粒の涙を流したといいます。

(近藤隆夫著『ジャッキー・ロビンソン』汐文社)

 

心が震えました。

ジャッキー・ロビンソンすごいです。

語り継ぎたいと思います。