あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

童謡「ぞうさん」から考えた〜心の中に誇れる「何か」を持て〜

f:id:arasenstyle:20170102115702j:plain

「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよ かあさんも ながいのよ」

 

昭和27年に発表された有名な童謡「ぞうさん(作詞:まどみちお、作曲:團伊玖磨)」です。

仲むつまじいゾウの母と子と、それを動物園に見に来た人間の母と子の仲良しの歌・・・。

そんなほっこりする印象の曲ですが、実はそうではないらしいのです。

 

作詞家のまどみちおさんがいうには、

「子どものゾウが悪口を言われた歌」なのだそうです!!!

 

「君の鼻、長すぎるよ。他の動物と比べたら変だよ。」

と言われる。

でもゾウは、しょげたり悲しんだり言い返したりしません。

「大好きなお母さんも長いのよ」

朗らかに切り返し、誇りにしている歌だというのです。

 

なんと!

童謡「ぞうさん」には、そんなたくましさが秘められているのです。

 

朗らかなゾウ、いいですね!

周りの目や評判など気にせず、堂々とした振る舞いが素晴らしいです。

ゾウさんは心の中に誇れる「何か」を持っているのでしょう。

 

誇り高きゾウさんを尊敬します。