あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

到達したい仕事とは

f:id:arasenstyle:20180317072417j:plain

私の恩師がよく言っていた言葉に

「今いる場所でなくてはならない存在になれ」

「努力の果てに『美』『利』『善』の仕事につける」

です。

 

どの会社や組織でも、

「いてほしい人」

「いてもいなくても良い人」

「いて欲しくない人」

の3種類がいます。

 

「今いる場所でなくてはならない存在になれ」

とは、「いてほしい人」に他なりません。

どこにいても、人から慕われ、頼りにされ、

会社や組織において最高の結果を出す人っていますよね。

つまりそんな人です。

 

「いてほしい人」になるための努力を

積み重ねていく果てに、

「美」「利」「善」の仕事につけるのだと。

恩師が教えてくれたのです。

 

「美」とは「好きなこと」

「利」とは「お金になること」

「善」とは「人のためになること」だと。

 

約30年前に、恩師より語ってもらった話ですが、

今の仕事はどうでしょう。

うん、そうといえばそうだけど、

もっともっと上を目指したいところです。

 

#美利善

#いてほしい人

#好きなこと

#お金になること

#人のため

 

目の前の壁を破れ!

f:id:arasenstyle:20180312210200j:plain

「高い理想を描くだけでは、

何も実現しません。

そこにたどり着くために、

目の前の壁を一つ一つ破っていく。

その小さな目標を設定して、

クリアし続けていくことが大切だ」と。

岩田松雄著「『いつ、どこでも求められる人』の仕事の流儀−スキルとは『取り組み方』である」三笠書房

を読んで元気になりました。

 

確かにそうです。

まず大きな目標を設定します。

それを小さな目標に細分化し、

クリアするごとに

自分に「ご褒美」を与えて努力を継続させていく。

 

これまでの自分を振り返って見ても、

この通りに計画・実行してきたように思います。

 

一歩一歩の歩みにより、

気がつくとゴールが目の前になり、

達成していた。

その繰り返しが人生を豊かにするのだと思います。

 

目の前の壁を破れ!

まずは、そこに力を注ごうと思います。

 

#目標

#スモールステップ

#クリア

#ご褒美

#壁を破れ

プレゼンの極意

f:id:arasenstyle:20180307214439j:plain

会議の資料には種類は2つあります。

「報告資料」と「プレゼン資料」です。

 

もちろん、会議では、

決裁者からOKをもらうために、

資料を作成するわけですが、

 

一発OKが出る資料を作る人は、

この2つの違いを正しく理解しています。

 

その違いは決裁者が何を求めているかです。

 

その決裁者が知りたいことは、

「報告資料」で知りたいのは「結果」。

「プレゼン資料」で知りたいのは「解決策」です。

 

この違いがあるために、

おのずと2つの資料には「構成」にも

違いが現れてきます。

 

報告資料の構成は、

「計画」→「結果」

が基本となります。

 

資料の構成は、

「問題点」→「解決策」

が基本となります。

 

私の仕事では、どちらかというと

「プレゼン資料」を作成することが多いです。

聴衆者をその気にさせて、実行してもらうことが多いです。

 

私がプレゼン資料の作成時に心がけている

「構成のポイント」を、もう少し詳しくいうと、

次のようになります。

 

前半の「問題点」で心がけていることは、

決裁者にその問題点の重要性を認識させることです。

つまり、「この問題、放っておくとヤバイ!」と思わせるのです。

 

そのために次の3つの流れで説明します。

「①そもそも何のために提案しているのか(目的の共有)」

→「②なぜこの問題点に焦点を当てなければならないのか(問題点の特定)」

→「③その問題点の原因は何か(原因の究明)」

この順番で説明すれば、決裁者は危機感を持った状態で、

次の「解決策の提案」をしっかり聞こうとします。

 

では後半の「解決策」で心がけていることは、

その解決策を実行すれば、

「必ず実現できるという根拠」を

決裁者にわかりやすく示すことです。

 

そのために次の3つの流れで説明します。

「④なぜ、この解決策が最適なのか(解決策)」

→「⑤解決策の効果がいつまでに、どの程度出るのか(目標)」

→「⑥スケジュール、体制、予算を提示し、実現できることを示す(計画)」

この順番で説明すると、

「よし!この企画でいこう!」

となるのです。

 

まとめると、

①ズバリ最終的に達成したいことを宣言し、

②悪化する現状を信用できるデータで示し、

③発生した「本当の原因」を示し、

④効果を実現できる解決策を示し、

⑤「期限」と「決めた指標に基づく目標値」を示し、

⑥「誰」が「どのような順番」で「何をするのか」等を示すのです。

 

こんなことを心がけて、

プレゼン資料を作成しています。

 

この資料作成方法は、

下地寛也氏の「一発OKが出る資料 簡単に作るコツ」から学ばせてもらいました。

ぜひ、ご一読くださいね。

 

#プレゼン

#ビジネス

#仕事術

#資料作成

困難を意味づけせよ

f:id:arasenstyle:20180303142234j:plain

人生、何が起こるかわかりませんね。

私の場合も山あり谷ありです。

 

可愛い妻との結婚、教員採用試験合格、

昇給、子供の誕生、仕事上での成功・・・。

 

親の離婚、暴走族への転落、

借金、子供の病気、仕事上での失敗・・・。

 

特に困難時に、その問題解決のために、

死力を尽くして、前向きに取り組むことができるかが、

人生を大きく開く「鍵」だったと思っています。

 

先日、恩師と再会し、

自分の今の課題を話す中で、

次のような言葉をかけてもらいました。

 

「全てに『意味』があるんだよ」

「『意味』を見つけていくんだよ。」と。

 

大病を患った。会社が倒産した。

といった最大のピンチの時に、

その困難をどう捉えていくのか。

つまり

「どう意味づけしていくのか」で、

前向きにも後ろ向きにも、取り組みが変わっていくのだと。

 

今こそ、この困難を乗り越えることで、大きく成長していけるんだ!

病気になったのは、強い男になれる絶好の機会だ!

会社が倒産したことで、起業するチャンスがやってきたのだ!

なんて、意味づけすることで、

困難に立ち向かっていくことができる。

反対に意味がわからなければ、

なかなかそこに向かっていく力が湧いてこないのだと。

 

確かにそうだなぁ。と感銘を受けました。

どんなことにも「意味」を見つけて、

何事にも立ち向かっていきたいと思います。

 

#困難

#意味

#ピンチ

#チャンス

人を騙して不幸にするな

f:id:arasenstyle:20180301000426j:plain

あなたは「プラセボ効果」を知っていますか。

 

あるラーメン店主が、常連客に

「秘伝のタレ入り特製ラーメンをどうぞ!」

って、実はいつもと同じラーメンを出す。

その常連客は全く同じラーメンとは気がつかず、

「いつもよりうまい!」

と高く評価したといいます。

 

又、チベットなどに行ったこともない占い師が、

「チベットで修行した占術」

という看板を出して大繁盛したという話もあります。

 

どちらも、いかにも「凄そうだ」という

メッセージをつけただけですが、

お客さんがそれを信じて、

美味しくなったり、占いに信憑性を感じてしまった例です。

 

このような心理現象を「プラセボ効果」と言います。

 

本来は薬として効果のない成分の偽薬を飲ませたにもかかわらず、

病気が回復したり症状が和らいだりする現象が出てしまうということから、

「プラセボ(偽薬)効果」と呼んでいるのです。

簡単に言えば「思い込み」が作用する心理現象なのです。

 

もしかして、

私も「プラセボ効果」で思い込んでいるものが、

たくさんあるかもしれません・・・。

でも本当のことを知らない方が幸せなことがあるかもしれませんね。

 

間違いなく言えることは、

人を騙して不幸にしてはいけません。

 

#プラセボ効果

#ラーメン

#占術

#人を騙して不幸にするな

親近効果を理解せよ

f:id:arasenstyle:20180219191322j:plain

皆さんは「親近効果」をご存知ですか。

親近効果とは、

複数の情報を順番に提示された際、

後に提示された方を印象強く評価してしまうというものです。

 

そのために、同じ情報でも、

ネガティブなことを最後に言うと、

相手はネガティブな印象を持ち、

ポジティブなことを最後に言うと、

相手はポジティブな印象を抱く傾向があるのです。

 

例えば、

「可愛いけど派手だな」

「派手だけど可愛いね」

 

また、

「美味しかったけど高かったね」

「高かったけど美味しかったね」

 

 どちらも後者の方が、

良い印象を持ったのではないでしょうか。

 

順番を変えただけなのに面白いですよね。

「親近効果」を知っていることは武器になると思いました。

参考にしてみてください。

 

#親近効果

#ポジティブ

#ネガティブ

ポジティブな表現を意識せよ!

f:id:arasenstyle:20180217234914j:plain

「死亡率20%の手術」

「成功率80%の手術」

同じ情報でも

言い方を変えると異なる印象を

与えてしまう現象を

「フレーミング効果」と言います。

 

私たちは、目の前にあるものだけで、

直感的に判断してしまう傾向があるために、

実は同じということに気がつかず、

提示の仕方によって、

印象を変えてしまうことがあります。

 

こんな例はどうでしょう。

「30年間で付き合った女性はたった1人」

「30歳まで彼女は1人しかいません」

前者は一途で誠実な印象を受けますが、

後者はモテない感じです。

 

フレーミング効果を意識して、

ポジティブな表現を心がけたいですね。

 

#フレーミング効果

#ポジティブ

#表現

#成功率

#死亡率