あらせんstyle

教育委員会の指導主事として学校関係者に生徒指導に関する指導助言や、学校心理士として保護者や児童にカウンセリングなども行なっている。小学校教諭を16年間勤め、関わった子供は約3500名。2014年には総合学習の実践で第63回読売教育賞 最優秀賞を受賞。著書「いじめ2.0 ~新しいいじめとの戦い方~愛育出版」

あいさつする人を選んでいませんか

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こんな話を聞きました。

親が子に挨拶を教えるには、

「親自身が自分の気に入った人には挨拶するけど、気に入らない人には挨拶をしない、といった姿を子供に見せないこと」

が大切だといいます。

 

確かに、確かに・・・。

気がつかないうちに、相手を選んで挨拶しているには間違いありません。

でも、子供は親の行動を敏感に見ていますよね。

 

気に入った相手だと気づかれもしないで、

確かに自分が楽で入られます。

しかし、気心の知れた人間関係に安住していたのでは、友達の幅は狭くなり、新たな出会いの機会も減ってしまいます。

人間として磨き合う場も限られてしまします。

 

出会いの春。

まずは親である私から、

友好拡大のため、勇気の対話を開始してみます!

都合のいい言い訳

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イソップの童話集に「狐と葡萄」という話があります。

 

お腹をすかせたキツネが、高い枝になったブドウを見つけて飛びつくのですが、

何回ジャンプしても届きません。

あきらめたキツネは「まだ熟れていない」と言って立ち去って行きます。

 

キツネはまさに俺のことだ・・・

乗り越え難い壁にぶつかった時、

私は都合の良い言い訳をして、

自身を欺いてしまいます・・・。

 

言い訳をする暇があれば、

「もう一歩」の努力を積み重ねたいと思います。

壁は外にあるのではありません。

自分の心の中にあるものです。

 

新しい年度が始まります。

現状が厳しければ、厳しいほど、

いよいよやったるで!

と勇んで前に進みたいと決意しています。

胸にグッとくるものがなくてはだめだ

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ゲーテの劇詩「ファウスト 第一部(池内紀訳 集英社文庫)」に、

次にようにあります。

 

「気持ちが乗っていなくては、

いくら話し上手でも何にもならないさ、

心がこもっていなくちゃあね、

胸にグッとくるものがなくてはだめだ」

 

確かに、

人の心を動かすのは、

雄弁でも、上っ面の褒め言葉でもない。

人の心を打つのは、方法ではなく、

相手を思う大誠実の心だと思います。

 

さあ、今日も頑張ろう!

 

信じるということ

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今日、

「俺は何も信じられない・・・」

と言う人に出会ったので、

いろいろ考えてしまいました。

 

日本のお札一枚の製造費を知っていますか?

約16円なんだそうです。

では、なぜ1万円分の価値があるかといえば、みんながそう「信じている」からです。

 

貨幣であっても、債券であっても、

証券でも原理は同じですよね。

資本主義経済を回転させ発展させる根幹には「信用」があるのです。

 

考えてみれば、

経済に限らず、「信じる」ことなしに、

私たちの生活は成り立ちません。

 

ジュースが出てくると「信じている」から自動販売機にお金を入れます。

スイッチを入れたら電源が入ると「信じている」からテレビのスイッチを押します。

毒が入っていないと「信じている」から妻が作ったご飯を食べることができます。

 

何も信じられなくなったら生きていけません。

こんなことを考えてしまいました。

しょーもないこと書いてすみません。

 

では「何を信じて、何を信ずべきではないのか」誰か明確な答えを教えてくれる人はいますか?

ストレスを生まない軽微なリズム運動を!

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教育現場では、いじめ、不登校、暴力等々、様々な問題が起こっています。

その問題行動を生み出す子供達に共通すること、それは過度のストレスです。

イライラがマックス。我慢がマックス。

これが共通点です。

 

ストレス解消法は様々ありますが、

私が紹介したいのは、

「軽微なリズム運動」を毎日短時間行うことです。

 

近年、精神医学の研究で、

「軽微なリズム運動」がストレスを抑えることを明らかにしています。

 

神経伝達物質のノルアドレナリンが、必要以上に分泌されると神経が昂ぶり、イライラしやすく落ち着きがなくなり、攻撃的になります。

また、ドーパミンも過度に分泌されると、際限なく満足できない状態になります。

そんなノルアドレナリンやドーパミンの暴走にブレーキをかけるのがセロトニンです。

このセロトニンの働きを活性化させるのが「軽微なリズム運動」なのです。

 

つまり「軽微なリズム運動」でセロトニンの分泌が活性化され、

正常な精神状態が保たれるのです。

 

私は今、教育現場で継続的な「軽微なリズム運動」の実践を推奨しています。

子供達が自分の心をうまくコントロールできるようになってもらいたい!

そんな思いから呼びかけています。

 

まずは自分からと、

私は毎日、5分間のリズム体操を実践しています。

(できない時もありますが・・・)

続けてみると、心が安定することを実感しています。

シャキッとします。

体を動かせば、心もスイッチが入る、という感じなのです。

 

読者の皆さんも

興味がある方は実践してみてくださいね。

きっと「心の安定」を実感できると思います。

 

私が実践している体操は、

これです↓

https://youtu.be/hwJI16pP89E

 

 

arasenstyle.hatenablog.com

 

脳の疲れには2種類ある

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脳の疲れには2種類あると聞きました。

1つは、勉強や仕事等で脳を働かせることによる「知的な疲れ」です。

これは主に大脳の新皮質の疲れのようです。

もう一つは、人間関係などのストレスによる「精神的な疲れ」です。

これは主に大脳の古い皮質の疲れだそうです。

 

この2種類の疲れの取れ方にも違いがあるといいます。

「知的な疲れ」は簡単に取れるようで、ほんの数分の睡眠で回復。

昼休みに5分~10分くらいの睡眠で回復してしまうようです。

 

一方「精神的な疲れ」は、そうはいかないようです。

しっかりとした睡眠が取れないと「疲れ」が溜まっていき、

ストレスが過剰になり、最後は「うつ」になることも・・・。

そんな話を聞きました。

 

やっぱり怖いのは「精神的な疲れ」ですよね。

まずはストレスを貯めない工夫が必要になりますね。

 

最後にストレスを貯めない方法を一つ紹介しましょう。

近年、精神医学の研究で明らかになった方法です。

それは、「軽微なリズム運動を継続的に行うこと」です。

 

詳しくは次回のブログで紹介します。

試験に合格する人、しない人

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弁護士であり、伊藤塾塾長の伊藤真さんが、

著書「勉強は『がんばらない』ほど うまくいく」の中で、

次のように述べています。

 

「試験を受けると『合格する人』と『合格しない人』が出ます。

でも、私は、『合格する人』と『あきらめた人』しかいないと思っています。

あきらめない人は、いつかは合格します」

と。

 

確かに、試験に落ち続けても、

あきらめない人は、

最後には必ず合格を勝ち取ることができます。

 

以前、ブログでも書きましたが、

教員採用試験が不合格で落ち込んでいた時、

先輩教師から「合格する方法は、合格するまで挑戦を続けることだ」と励まされたことがあります。

結局、合格できない人は、「もうダメだ」と諦める人なのです。

 

この話は何度でも挑戦できるというチャンスがある場合ですが・・。

 

さあ、今日も頑張ろう!